破産のタイムテーブル16−ストーリーを考える
つづき・・・
ストーリーというのは裁判においてとても重要なことです。
破産に至った経緯を書類に作文しなければならないこと
もありますが、
光市母子殺害事件の裁判のときに
被告側の弁護士がストーリーといっていたことを憶えていますか?
つまり、裁判と言うのは、本当は事実に基づいて
進めていくものなのでしょうが、
人の感情でわからないことや、事実の確認ができないことは
ある程度、弁護士や、その代わりの人物がストーリー
を考えて、進めていくのもなのだと、私は思っています。
そして、ある程度の証拠とストーリーの間違いがなければ
裁判は問題なく決心することになるのです。
A師匠にお会いしてから3日後、
A師匠とBさんがウチの会社を見に来ました。
会社の資産にどのような物があるか見に来たのですが、
会社の資産と言っても木造の掘っ立て小屋みたいな事務所が
あるだけで、重機やトラックなどの建設機械は
MK専務が全部、売りはらったり、持って行ったりしてしまって
まったく残っていませんでした。
とりあえず、師匠とBさんに事務所に入って、見てもらいました。
父が元気で会社も順調だったとき、会社の野球のチーム
を作っていて、地区の大会で優勝したときの賞状などを
事務所に飾ってあるのを見て、
師匠は「おとうさんの会社はすごく景気がいいときもあったんだよね
でもね、いいときもあれば終わるときも来るんだよ。
人の人生と一緒だよね。」っと言いながら少し考えている様子でした。
そして師匠は「○○建設は昭和42年に創業して
10年ぐらい前までは順調に経営していたけれど、
社長の病気とBY社の乗っ取り、従兄弟であるMKの事業計画の
失敗から経営に行きずまり破産することになった。
ってストーリーでどうかな?Bくん?」とBさんに言いました。
Bさんは「いいんじゃないでしょうか!」っと答えて
最初のストーリーは出来上がりました。
2006年7月海の日、暑かった日のことでした。
つづく・・・
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